『花束みたいな恋をした』あらすじ・感想レビュー|見どころとラストの余韻を5章で解説

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はじめまして、ムビナビの中の人です!
普段はスポーツ選手をしながら、休みの日に映画やアニメを観るのが癒しです。

このブログでは、私自身が心を動かされた映画やアニメ作品を中心に、感想や見どころ、配信情報などをまとめていきます。
「次に何を観ようか迷ってる」そんなあなたの、ちょっとしたヒントになれたら嬉しいです。

いろいろなジャンルを取り上げつもりですが、とくに泣ける作品・静かに心に残るような作品が好きなので、そういったジャンルを多めに取り上げていく予定です。
どうぞ気軽にのぞいていってくださいね。

今回は花束みたいな恋をしたをレビューしていこうと思います!ネタバレ有りなのでまだ見てない人はちゃっちゃと観に行っちゃってください!

第1章:映画『花束みたいな恋をした』とは?あらすじと基本情報

「“運命の出会い”って、こんなにも静かなんだ」と思わせてくれる恋が、たしかにある。

『花束みたいな恋をした』は、2021年に公開された日本映画。監督は土井裕泰、脚本は坂元裕二。主演は、菅田将暉さんと有村架純さんという今の日本タレントを代表する二人です。

物語は、終電を逃した夜に偶然出会った大学生の山根麦と八谷絹が、好きなものや価値観を共有しながら少しずつ惹かれ合い、“恋人”から“家族未満”のような存在になっていく様子を、淡く繊細に描いていきます。

ストーリーは非常にシンプル。奇抜な展開や刺激的な出来事はほとんどありません。それでも、私は「自分のことのようだ」と思えるのは、この映画が“何気ない日々”の中にある“確かな愛”を、嘘なく描いているからだと思います。


第2章:心を打つセリフと、ふたりの“すれ違い”が始まる瞬間

この映画で強く印象に残るのは、何気ないセリフの数々です。
「好きな映画は?」「このバンド知ってる?」そんな他愛のない会話のやりとりが、まるで自分と誰かとの過去をなぞられているようで、観ていて何度も胸がチクリとしました。

麦と絹は、趣味も価値観も驚くほど似ていて、まさに“運命的”な出会いを果たします。けれど、その幸せな時間は永遠じゃない。就活をして社会に出て働くようになり、互いの生活リズムも、目指す未来も、少しずつずれていく。そう、すれ違いは“ドラマチックに起こる”のではなく、気づかないほど静かに始まるんです。

印象的なのは、「普通になるのって難しい」というセリフ。
夢中で恋をして、何もかもが特別に見えていた日々。
でも、時が経ち、日常が積み重なるほどに、
“普通のふたり”として生きていくことが、どうしようもなく難しくなっていく。

愛し合っていたはずなのに、生活が、仕事が、未来の形が、少しずつズレていく。
別れの理由は“好きじゃなくなった”からじゃなくて、“普通でいられなくなった”から――
そんな現実に、心が静かに揺さぶられました。


第3章:ラストに感じた“正解のない別れ”とその余韻

本作のラストは、観る人によって大きく感じ方が分かれると思います。

別れ=悲しい」ではない。
続ける=幸せ」でもない。

ふたりが最後に選んだ道には、善も悪もなくて、ただそこにあるのは現実と“少しの誇り”だったように思います。すれ違い続けて、それでも嫌いになれなくて。それでも、これ以上一緒にいると“あの頃のふたり”ではいられない。そんな痛みと優しさが同居した、非常に人間らしい結末でした。

観終わったあと、すぐに泣けるというより、帰り道や翌朝ふと思い出してじわっとくる。
“余韻が残る映画”という表現はよく使われますが、『花束みたいな恋をした』は、その言葉がぴったりハマる作品です。


第4章:この映画がリアルに刺さる3つの理由

1. セリフのリアリティが異常なまでに高い
坂元裕二さんの脚本は、まるで実際の会話を盗み聞きしているかのような自然さ。それが、観る人の“昔の記憶”とリンクする仕組みになっていて、刺さるんです。

2. どこにでもいる“普通のふたり”だから共感できる
麦も絹も、特別な背景や劇的な人生を持っているわけではありません。だからこそ、「これ、自分だったかも」と思える。誰にでも訪れる“当たり前の恋”を描いているからこそ響くんです。

3. 時代・文化の描写が絶妙にリアル
作中に登場するバンド、映画、カフェ、本屋…あの時代に20代だった人には、どこか懐かしくて、ほろ苦い。細かいカルチャー描写が作品のリアリティを何倍にもしています。


第5章:こんな人におすすめ|「特別じゃない恋」をしてきたあなたへ

『花束みたいな恋をした』は、こんな人にこそ観てほしい作品です。

  • 一度でも“本気で恋をした”経験がある人
  • 誰かと一緒に過ごした日常が、後から特別な時間に思えたことがある人
  • 永遠じゃなかったけど、大切だった恋」が心に残っている人
  • 映画の中に“自分の過去”を見つけたい人
  • 菅田将暉や有村架純の自然な演技が好きな人

物語の中で描かれる恋は、特別じゃない。でもその“特別じゃなさ”が、愛しくて仕方ない。
そんなふたりの姿に、自分の過去の恋がふと重なってしまう。そんな映画でした。


【まとめ】

映画『花束みたいな恋をした』は、派手さも劇的な展開もありません。
けれど、“誰かを好きになって、好きだっただけではうまくいかない”という、恋愛の真実が丁寧に、静かに描かれています。

泣きたい夜に、懐かしい誰かを思い出したいときに。
心をそっと揺らしてくれる一本です。


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